‣神
　…アスル、シャハル含めセイスディオースはこの種族である。

彼等は他の種族と比べかなりの量の魔力を生まれながらにして持っている為、

ただの一般人でも一目で神だとわかるだろう。

‣ドラゴン
　…本来であれば民を脅かす存在だが、

この世界においては神や魔術師が手懐けているものが殆どである。

‣人間
　…魔法が当たり前なこの世界では『魔法使い』という種族は居らず、

魔術師の殆どは人間に分類される。

‣エルフ
　…外見は人間に、内面は妖精に近い存在。長寿の者が多い。

‣妖怪・魔族
　…姿や性質は様々だが、闇属性であり陰の魔力が強い者が多い。

‣キメラ
　…純血ではなく二つ以上の種族が混じった者達。

研究により生み出された者もいる。魔力が安定しにくい。

‣鳥人
　…その名の通り翼を持つ人である。

完全な鳥とはまた違う、キメラに近い者たち。

‣妖精
　…殆どはアルディナにて生まれる。儚くも強い者たち。

‣吸血鬼
　…大きく纏めれば魔族の内に入るが、何よりも高貴な者。

他の種族を己と同じ吸血鬼にしてしまう力を持つ者も居るので危険視されている。

‣獣人
　…キメラにも鳥人にも近いが、

唯一違う点と言えば完璧な獣にも変化できる種族である。

‣クルツ
　…人間よりも身体能力が高いが、平均寿命が30年と短命である。

物理攻撃に強く、魔法攻撃に弱い。

生命力が高い為それを恐れた他の種族から狩りに遭うことも。

‣石人
　…宝石等から生まれた人の形を「真似た」者たち。

主にクロウカシスのメテオーロに住む。戦闘に特化した種族で

基本粉々に割れない限り死なないがその価値の高さから

クルツ同じく狙われやすく、現在保護対象となっている。

また、死んだとしても同じ石から生まれたものは同じ容姿になったり、

記憶を持ち越していたりとかなり特殊な種族になっている。

‣ゼイ
　…元は他の種族だった「何か」。

その存在の不安定さから詳しいことは誰もわからない。

‣天使と悪魔

…この世界ではこれらは敵対せず、共に神を守護する者。

性質は違えど同等のものである。羽の数が多い程力が強いとされる。

しかし幾ら立場が同じと言えどやはり気に食わないのか

裏では仲が悪い者達も居るらしい。

‣イディアール

…人の姿をしながら、その中身は全く違うもの。

所謂ロボットやヒューマノイドである。

キメラと同じく研究によって作り出されたもの、もしくは改造されたもの。

‣花食い

…花が主食で、花を求めて旅をする種族。

食べた花の色で目と毛先の色が変化する。

また、花の蜜の所為か体から甘い香りがし、体液も甘くなる。

花だけでは栄養は上手く取れず男女共に細身で、病弱短命であることが多い。

‣人魚

…歌で惑わす者、何より海の生物ということから恐れられてきた種族。

その血肉には不老や治療効果などがある。

​近年では人間へと姿を変え暮らす者も居るらしい。

‣巨人

…山の様に見上げる程大きな姿をした種族。

その名の通り殆どが巨大なだけの人間であるが、

姿に力も比例するのか、中にはアスルに分類されるものもいる。

人々の暮らしの場は窮屈なので、山や森、大河、

​そして海に住む者がほとんど。